真珠夫人別館新人の
綾瀬すみれです。
学生時代から、競馬関係でアルバイトしていたために、サラブレッドが大好きな私です。
実は推し種馬がおりまして、
「
パイロ」という種馬が私の最推しです。
(どうでも良い情報オブザイヤー)
毎年、春になると一部競馬関係界隈では、「春はあけぼの」ならぬ、
「
春はパイロ棒」と言われております。
「何じゃそら?」という方に解説。
(いらない?)
まず「
パイロ」とは?
2005年生まれのアメリカの競走馬・種牡馬。鹿毛の牡馬。
通算成績:17戦5勝[5-5-2-5]
【主な勝ち鞍】
2009年:フォアゴーS(GⅠ)
現在、北海道のダーレースタリオンコンプレックスで種牡馬として活躍中。
そして、「
パイロ棒」とは?
実は、パイロは大変気性が荒いことでも知られており、暴れだすと手がつけられないと言われています。
以前、パイロに会いに行った際に、
ダーレースタリオンのスタッフ達が口々に、
「
生きて帰れる保障はできませんが、馬房入ってみます?」
(
え?馬房って紛争地域だっけ?)
「
パイロに病院送りにされていないスタッフはあと3人のみ」
(
何だ?その地獄みたいなカウントダウン)
など、物騒なセリフが出る始末。
そんなパイロを制御するために、
誕生したのが「
パイロ棒」です。
「種牡馬の展示会などの際にベテランの厩務員が持つもの。気を抜くと暴れだし、見学者や厩務員など関係者に危害が及ぶ危険性があるため、威嚇用に用いられるもの。
近年改良され、棒のグリップ部分の上にスイッチが設置。
危険なときにスイッチを押すことで事務所に連絡がいくという仕様となっている。」
というものです。
念のため、使い方を具体的に伺った所、
「気が立ってるパイロの眼前に差し出し、噛み噛みしてもらって落ち着かせる」のが正しい使い方との事。
この気性の荒さが、子供達には勝負根性に繋がり、活躍馬を出しているので不思議ですよね。
ギャンブルという印象が強い競馬ですが、
こんなほっこり?エピソードもあるのです。
以下はパイロとパイロ棒です。