せしる日記

またまた映画館に行ってきました。
これはもう！
タイトルからしてもう見るしかないでしょう。
はい、目を澄ませて、そして、耳を澄ませて観させていただきました。
岸井ゆきのさん主演、耳の聞こえない女子ボクサーの話です。
ボクシングの映画には欠かせない、我らが松浦慎一郎さんが出演してるし、ボクシング監修をしています。
『かぞくへ』という映画で松浦さんに出会ってから、菅田将暉『あゝ荒野』、安藤サクラ『百円の恋』、森山未來『アンダードッグ』でボクシング指導、出演をしていて、私は思い切って、Twitterでお話させてもらったこともあるのです。
松浦さん、よかったわ〜
そして、静かな背景の中でシュッシュッと拳を振る音がする、ヒュッヒュッと縄跳びが鳴る…
なぜ？と思ったら、この映画、BGMが一切ない…
なんとエンドロールの最後の最後まで音楽無しです。
そうか…岸井ゆきのさん演じるケイコにとっては音楽は聞いたことがないものだからね、拳や縄跳びの風を切る感覚が、彼女にとっては音楽なのかもしれない。
映画を観ている者も、余計な音でなく、本当に感覚を研ぎ澄ませて、拳の音を聞く貴重な時間でした。