ゴールデンウィーク!
春の大型連休をゴールデンウィークと言い始めたのは映画業界の宣伝だそうですよ〜!
私は連休中は混むから映画館には行かないの〜。
だから連休直前に見た『生きるLIVING』をご報告。
1952年制作の黒澤明監督の映画『生きる』がこの度、イギリスを舞台に、カズオ・イシグロさんの脚本でリメイクされました。
今年度アカデミー賞にもノミネートされてたよね。
1950年代のロンドン、なんとも趣のある綺麗な街並み!
定年間際の役所勤めの主人公のおじ様、なんとも渋くて優しそうでイケおじ!
全体的にとても美しく仕上がっていて、余命わずかの枯れた主人公の最後の輝きと若い脇役カップルの対比がアクセントになってました。
がしかし!
帰宅してあらためて黒澤明監督の『生きる』を見直してみて愕然!
全然違うの!
1950年代の日本って、戦後まもなくでとても汚く、登場人物も皆さん泥臭く、生々しく、白黒映画だからかとても暗いのよ。
そして、主人公役の志村喬のギラギラとした瞳!
人生燃え尽きる寸前の大きな炎のような演技に息を呑むような迫力を感じる!
大筋は同じなのに、この2作の印象は全然違う!
今更ながら黒澤明監督監督って偉大だな!
この期に黒澤映画をもっと見直してみよう!
