なぁんて冗談はさておき…6月はヨシノにとって、本当はキッツイ月なのです(´~`;)
		
		
		
		 何故か理由は不明なんですが、ヨシノが心から大切に想う人々は、必ず6月に天に帰ってしまうんです(ノ_・。)
		
		
		
		
		 実の父母も………、
		
		『容姿も、理解不能な性格もそっくりだ(`□´)┘』
		
		と親族から言われ続けていたファンキーな祖母も。
		
		
		
		 そして、大切にしていた友人も……………。
	
	
		 この特殊な風俗業界、お店の中では仲良くしていても……なかなか本名を明かしたり、自分の自宅に招いたり……はしないもんなんです。
		
		
		
		 自分を守る為には、必要な事です(*´Д`)=з仕方ありません。
		
		
		
		 でも、ヨシノには本名もお互いにさらし、自宅を行き来していたプライベートでも仲良しなソープ嬢の友達がいました。
		
		
		
		 ミサキは、とあるショーパブのダンサーに貢いでいて、その日12万円稼いだら…2万円を自分の財布に入れて、10万円を彼に渡していました((((;゚Д゚)))
		
		
		
		 確かに、ステージで踊る彼はとても魅力的でPOWERFULで、『魔性』の魅力を感じる男性でした。
		
		
		
		 でも…でも!お金大好きカネゴンのヨシノにとって、ミサキの行動は全く理解出来ないし、当たり前のようにお金を受け取る彼も
		『あんなに魅力的なステージを見せるのに残念だ(´Д`)……。』
		って、どんどん嫌いになり。
		
		
		
		 ミサキは生理休暇もとらず……水曜日だけ休んで、月に25日は店に出勤していました………。
		
		 全ては彼に喜んでもらう為……
		
		お金を渡す為……
		
		お金を渡す時だけにくれるキスの為……
		
		恋は盲目……馬鹿なミサキ(ノ_・。)
		
		
		
		 彼はミサキに
		
		『後2年したら自分の店を持つから、そしたら結婚しよう。』
		
		と、言っていたようです。
		
		
		
		 …嘘だよミサキ(ノ_・。)?    結婚をエサに釣られないで??    本気で惚れてる女から、月に200万円も貢がせないよ???
		
		
		
		『俺が頑張って働くから、ミサキはソープ嬢は辞めてくれ(>_<)』
		
		
		
		が普通じゃないのか( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ?
		 
	
	
		 恋の終わりは呆気なく…貢ぎ始めて2年過ぎた頃に、彼は結婚していて5歳になる子供もいた事がわかった(*´Д`)=з。
		
		
		
		…ベツニ…メズラシクモナイ……ヨクアルハナシサ……(ノ_・。)
		
		
		
		 ミサキも薄々、気付いていたはずだし………心療内科に行く事も、精神安定剤の量も物凄く増えていたし…。
		
		
		
		 でも……なんとかヨシノは彼女の力になりたかったんだ(ノ_・。)
		
		
		
		 ダンサー好きな彼女を、色々なショーパブに連れて行き
		
		『ミサキ! 眼を開いてよく見て!! 世の中、素敵な男性は、ホラッあそこにも、こっちにもいるじゃん(^O^)???』
		
		 J-MEN'S (六本木の外人男性ストリップ)にも連れて行き
		
		『世界中に、こんなに素敵なダンサーがいるぜっ(^O^)/なっ?ミサキッ♪♪♪』
		
		って、毎日、遊んで飲んで、笑って………そして……………泣き倒した。
		
		
		 でも、ミサキの心の傷は深く深く暗く重く………
		
		
		
		彼女は生きる事を選択しなかった…………
		
		
		
		 …ベツニ…メズラシクモナイ……コノギョウカイヨクアルハナシサ……(ノ_・。)
		
		
		
		 心療内科や、友達から大量に貰ったハルシオンや精神安定剤を…どれくらい飲んだのだろう?
		
		
		
		 もしかしたら……イケナイ薬に手を出してたのかもしれない。
		
		
		
		『理解のある優しい旦那がいて、可愛い息子もいるヨシノには……私の気持ちは永遠に理解出来ないよ?』
		
		
		
		【はっ(-_-メ)?! ミサキ甘えないで? 結婚してても、子供がいても、幸せとは限らない! 孤独と戦ってるのは、アンタだけじゃない(`□´)┘ガルル】
		
		
		
		 軽い口喧嘩をして、何となく一緒に遊ばなくなって………半年後にミサキのお母様から訃報が届いた。
		
		 そして、ヨシノはすぐにダンサーの彼に電話をした。
		
		 努めて冷静に…事務的に。
		
		『ミサキが亡くなりました。 故郷の山梨で葬儀をします。 ご都合がつくようでしたら、いらして下さい。』
		
		【ねぇ、ヨシノ…それって俺が悪いの?  葬式出なきゃ駄目かなぁ?】
		
		『……ご自分で、決めて下さい。』
		
		
		
		…ベツニ…メズラシクモナイ……コノギョウカイヨクアルハナシサ……(ノ_・。)
		
		
		
		 スカッドミサイル出番です(ノ_・。) 彼の頭上に落ちて(ノ_・。) 彼だけを爆破して(ノ_・。)………。
		 
	
	
		『ずっとあたためて 声にならなくて
		いつも笑顔だけ 見ていて 満たされる
		
		踊る君を見て恋がはじまって
		あなたの髪にふれ 私ができること
		何だかわかった
		(Can't Stop Fallin' in Love・globe)
		』
		
		
		カラオケに行くと、ミサキが必ず10回くらい繰り返し歌っていた曲。
		
		 今だに、運転中にこの曲がかかると胸が苦しくなって………馬鹿女ミサキを想う。
		
		凄くイイ女だった。
		
		不器用で、可愛い女だった。 
		
		・・・ただ…少し・・・生きるのが下手だった・・・
		
		
		
		『俺って…不器用でさぁ~(´∀`)。』
		
		って爽やかな笑顔で、照れたように話す男性がいる。
		
		
		
		 何それ? 自分はピュアだってアピールかしら? 高倉 健さん気取りかしら? アホかしら?
		
		
		 そんなセリフをサラっと言えるなら、貴方は不器用じゃないわよ詐欺師さん。ジゴロさん。あんまりソープ嬢をなめないで?
		
		
		
		 もう少し本を読んで、お勉強して?安っぽい詐欺師やジゴロじゃ…たいして稼げないでしょ?貴方の話す事、全て安っぽくて軽くて心に響かないよ?
		
		 貴方は、ミサキみたいな生き方しないでしょうから………安心して生きて?
		
		
		
		  図太く、厚かましく、器用に女を騙して利用して、生きていって?
		
		 騙される女が悪いんでしょ???( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ。 
		
		
		
		 
	
	
		 と、言う訳で………ヨシノは今日からの生理休暇を利用して、毎年6月恒例のお墓参りツアーに出発しまっす(・◇・)/☆☆☆
		
		
		
		 モチロン♪泣かないよっ(ノ_・。)     ヨシノ、鉄のマンキョと鉄の心を持ってるから(^∀^)ノ(^∀^)ノ(^∀^)ノ(^∀^)ノ♪♪♪
		
		
		
		猪&熊&マムシに気をつけて、お墓参りして来ます(´∀`)キャッ♪     お土産、楽しみにしててね~ん♪