節分とは「季節を分ける」ことを意味し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日を指します。
中でも、新年の始まりに相当する「立春」の前日に当たる節分がもっとも重要視されたため、現在の形として残ったといわれています。
・豆まき
季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられており、その邪気を払うために行うのが豆まきです。
・豆を食べる
豆まきが終わったら、1年の厄除けを願い豆を食べよう。場所によっては大豆ではなく、落花生のところも。
・イワシの頭とヒイラギを戸口に挿す
焼いたイワシの頭の悪臭と、ヒイラギの棘で鬼を追い払うという風習。
現在では、焼いたイワシを恵方巻きとともに食べる家庭が多いようです。
・恵方巻きを食べる
恵方(吉方位)を向いて太巻きを丸かぶりするという、関西発祥の行事。
2010年の恵方は西南西

その中でピックアップしたいのは、「恵方巻き」!!
恵方は、その年ごとに居場所を変える歳徳神(頗梨采女・櫛稲田姫)のいる方角とされ、
その年の「干支」の「十干」によって決まっています。
2010年(平成22年)は、庚寅(かのえ とら)の年なので、
庚の方角(255度・西南西微西)が恵方です。
申の方角(240度・西南西微南)と酉の方角(270度・西)のあいだです。
ちなみに、恵方は「十干」によって次のように決まっています。
簡単には、
甲(木の兄)の年とその5年後(己・土の弟)…甲の方角(寅と卯の間)
丙(火の兄)の年とその5年後(辛・金の弟)…丙の方角(巳と午の間)
戊(土の兄)の年とその5年後(癸・水の弟)…丙の方角(巳と午の間)
庚(金の兄)の年とその5年後(乙・木の弟)…庚の方角(申と酉の間)
壬(水の兄)の年とその5年後(丁・火の弟)…壬の方角(亥と子の間)
十干・西暦順に並べ替えると、
●甲(きのえ)の年(下1桁が4)……寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
●乙(きのと)の年(下1桁が5)……申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
●丙(ひのえ)の年(下1桁が6)……巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
●丁(ひのと)の年(下1桁が7)……亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
●戊(つちのえ)の年(下1桁が8)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
●己(つちのと)の年(下1桁が9)…寅と卯の間…甲の方角(75度・東北東微東)
●庚(かのえ)の年(下1桁が0)……申と酉の間…庚の方角(255度・西南西微西)
●辛(かのと)の年(下1桁が1)……巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
●壬(みずのえ)の年(下1桁が2)…亥と子の間…壬の方角(345度・北北西微北)
●癸(みずのと)の年(下1桁が3)…巳と午の間…丙の方角(165度・南南東微南)
by Let's Enjoy TOKYO